「自分の強みがわからない」。そう感じたら、最近仕事で何に引っかかったかを思い出してください。仕事の本質は仮説・検証です。仮説は疑問から生まれ、疑問は関心から生まれます。何に疑問を持つかを言葉にすれば、関心も強みも見えてきます。
仕事の本質は「仮説・検証」である
試作評価で不具合が出たら、原因に当たりをつけ、試験で確かめます。外れたら、次の当たりをつけます。工程設計も、構造は同じです。
仮説・検証は、技術の仕事に限りません。日々のコミュニケーションでも、私たちは同じことをしています。
会議の前に「この質問が来そうだ」と考え、答えを用意しておく。上司に判断してもらうために、進め方の選択肢をそろえておく。どちらも「相手はこう考えるはず」という仮説です。会議や相談の場が、その検証になります。
手順が決まった作業は、自動化やAIに置き換わっていきます。人に残るのは「何を確かめるか」を決める部分です。成果の差は、筋の良い仮説を立てる力で決まります。
仮説の出発点は疑問、疑問は関心から生まれる
仮説の前には、「なぜだろう」という疑問が要ります。ただ、疑問は努力して持てるものではありません。
同じ試験データを見ても、ロットのずれに気づく人と気づかない人がいます。これは能力ではなく、関心の差です。誰でも、関心のあることには自然と引っかかっています。
関心は、行動のクセと「強み」に表れている
関心は、本人には自覚しにくいものです。苦労せずにやれてしまうので、「当たり前」に見えるからです。
たとえば、設計審査(DR)で毎回「組立で向きを間違えませんか」と聞く人がいます。本人は性分だと思っています。でも周囲は「量産を見据えた目を持つ人」と見ています。関心が行動になり、強みとして表れているのです。
強みがないのではありません。関心と強みのつながりを、言葉にしていないだけです。
関心を言葉にすると、深めるか広げるかを選べる
先の例なら、関心は「作りやすさ」です。深めれば、工程設計の専門性へ。広げれば、品質保証や工場全体の改善へ進めます。
それを今の職場でできるのか、環境を変えるべきか。どちらを選ぶかが、キャリアの仮説になります。言葉にしない関心は、異動の偶然に任せるしかありません。
転職するかどうかは、関心を言葉にしてから決めても遅くありません。
一人で言葉にするのが難しいときは
自分の関心を一人で振り返るのは、簡単ではありません。
株式会社キャリアウェルビーイングでは、診断プログラム「技術者の『次の10年』設計」をご用意しています。質問に答えていくことで、経験とこれからを言葉にするプログラムです。強み、目指す姿、このまま進んだ場合の見通し、必要な環境、10年後までの道筋を、一冊の資料にまとめてお渡しします。
転職を前提にせず、今の環境で伸ばす道と環境を変える道を比べます。資料は答えではなく、仕事で確かめていく仮説です。
なお、このプログラムを受けていただいた方には、弊社から求人をご紹介することはできません。
CAREER WELL BEING
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質問に答えていくことで、強みや目指す姿、10年後までの道筋を一冊の資料にまとめます。