転職エージェントを選ぶとき、多くの方は「求人をたくさん持っていそうか」で判断します。これは半分正しく、半分は的を外しています。求人は、ほとんどのエージェントが同じものを扱っているからです。差がつくのは求人の数ではなく、あなたの話を正しく受け取れるかどうかです。
面談の最初の5分で、何が起きているか
「生産技術を8年やっています」
技術者の方がこう話し始めたとき、聞き手の頭の中で起きることは、大きく二つに分かれます。
一つは、「生産技術=製造業の職種の一つ」というラベルに変換し、そのラベルに紐づく求人を検索する頭の動き方。もう一つは、「その8年のうち、設備を入れる側だったのか、工程をつくる側だったのか。立ち上げか改善か。国内か海外か」と、中身を分解しにいく動き方です。
後者ができるかどうかは、その職種を経験したことがあるかにほぼ規定されます。知識としては学べます。ただ、どこが大変で、どこに面白さがあるのかは、やった人にしか掴めません。
「話が通じない」ことの、3つのコスト
話が通じない相手との面談には、目に見えにくいコストがあります。
説明に時間を取られる
本来は自分のキャリアを考えるために使いたい時間が、自分の仕事内容を説明する時間に消えていきます。
提案の精度が落ちる
ラベルで検索された求人は、職種名は合っていても中身が違います。「同じ生産技術です」と言われて受けてみたら、まったく別の仕事だった、という話は珍しくありません。
言語化を手伝ってもらえない
技術者の方が本当に必要としているのは、求人の紹介ではなく、「自分のやってきたことに、どういう価値があるのか」を一緒に整理してくれる相手であることが多いのです。
私たちが技術者出身であるということ
株式会社キャリアウェルビーイングのコンサルタントは、製造業の技術者として現場を経験したのち、コンサルティングの世界に移った人間です。現在もDXプロジェクトの現場に入り続けています。
だから、求人票に書かれていない前提が読めます。「この会社のこのポジションは、実際には調整業務が7割になる」といった話は、現場を知らなければ分かりません。逆に、「経歴書のこの一行は、この業界の人が読めば相当なことをやっている」という判断もできます。
ただし、経験があれば十分というわけでもありません
技術者出身であることは必要条件であって、十分条件ではありません。自分の経験をそのまま目の前の人に当てはめてしまえば、かえって視野を狭めます。
大事なのは、自分の経験を理解の足がかりとして使い、そのうえで、その方の固有の事情を聞き切ることです。私たちが面談で時間をかけているのは、その部分です。
エージェントを選ぶときは、ぜひ「この人に説明しなくて済むか」を基準にしてみてください。それだけで、転職活動の質はかなり変わります。
CAREER WELL BEING
説明しなくても、話が通じる相手と。
製造業の技術者としてのキャリアを持つコンサルタントが、面談を担当します。求人を探す前の、キャリアの整理からご一緒できます。